独自素材研究開発

玉蝴蝶について

玉蝴蝶(たまこちょう/ぎょくこちょう、和名: ソリザヤノキ、学名: Oroxylum indicum (L.) Vent.)は中国、インド、マレーシアに分布するノウゼンカズラ科の植物です。玉蝴蝶の種子は、その外種皮の部分を翼のようにして、風と共に遠くまで運ばれ、その種子が飛ぶ姿と形から玉蝴蝶と名がついたといわれています。玉蝴蝶の種子成分は20%が脂肪油で、その他の成分としてバイカレイン、クリシンなどのフラボノイド類を含みます。また、樹皮にもクリシンなどのフラボノイド類が含まれています。

私たちは、化粧品原料の素材を探索する中で、肌への効果性が認められた玉蝴蝶と出会い、研究を進めてきました。玉蝴蝶の種子から抽出された玉蝴蝶種子抽出物は、ヒアルロン酸産生促進作用などが確認されており、アンチエイジング素材としての機能性が期待されています。

ヒアルロン酸産生促進作用

肌において、ヒアルロン酸は水分保持のために重要な働きをもつことが知られています。
玉蝴蝶がヒアルロン酸産生に及ぼす効果を確認するため、玉蝴蝶の種子抽出物を皮膚角化細胞に添加し、ヒアルロン酸の産生量を測定しました。その結果、濃度依存的にヒアルロン酸の産生が促進されていることが分かりました。また、玉蝴蝶種子抽出物にはヒアルロン酸合成酵素の遺伝子発現を促進させる作用も認められました。

玉蝴蝶のヒアルロン酸産生促進作用

玉蝴蝶のヒアルロン酸産生促進作用

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