肌にやさしい製品のために時間と手間は惜しまずに

スキンケア製品の製造では、防腐剤や乳化剤など肌に不要な成分を可能な限り低減するのがポリシーです。
その分、私たちがつくる製品は、安定性や微生物汚染に弱くなるというデメリットが生じます。
その問題を解決するために、徹底した衛生管理を行っており、設備や備品は使用するたびに
分解して手作業で洗浄し、人の手と目による確認をしています。
また、できるだけ薬品を使用せずに、蒸気や熱を用いて殺菌しています。
エッセンスなど油分を含む製品では、乳化剤を種類、量ともに制限し、
たとえば、水と油をゆっくり時間をかけてなじませる方法を採用しています。
効率的な方法ではありませんが、肌にやさしい製品をお届けするために、
時間や手間を惜しまないという姿勢を貫いています。

水を大切な原料と考えるアルソアだから、衛生管理は徹底的に

ローションなどに使用する「アルソア水(常水)」と「植物性温泉水(モール水)」はもっとも厳しい衛生管理が必要な原料です。
そのため、「アルソア水」は工場内にパイプラインを設置し、外気と触れさせずに常に循環させています。
北海道から運ばれてくる「植物性温泉水」は有機成分を含み、変質しやすいので 厳重な管理が必要です。くみ上げたときにろ過をかけ、チャーター便で工場に届いたら再びろ過をして 専用のタンクに保存。その間、常に一定の低温で保管し、鮮度が落ちないように取水後48時間以内に 加工しています。
パックの原料のクレイは、粘土のように硬くなる性質があるので肌にのびよくなめらかな質感をだすのが大変難しい素材です。
2019年に行ったリニューアルの際は、原料を一新したため製造工程を再構築する必要がありました。
何度も試して水を加える順序やタイミングを探し当てることで、製品化を実現させました。
植物性温泉水(モール水)の製造・管理