独自素材研究開発

新疆雪蓮花について

新疆雪蓮花(しんきょうせつれんか、学名: Saussurea involucrata (kar.et Kir.) Sch.Bip.)は、中国の新疆ウイグル自治区、天山山脈、四川省、崑崙山およびチベットの各省区等の高地に分布するキク科の植物です。真っ白な雪の中に白い蓮のような姿で咲いていたことから、この名がついたといわれています。新疆雪蓮花には全草にフラボノイド類、多糖類、クロロゲン酸、シリンギン、微量元素及びテルペン類といった身体に有益な種々の成分が含まれることがわかっています。

当初は、健康食品原料として雪蓮花の研究をスタートさせましたが、その後、新疆雪蓮花に化粧品原料として優れた効果があることがわかり、現在も研究を進めています。新疆雪蓮花はメラニン産生抑制作用を持ち、特に、美白素材としての機能性が期待されています。

メラニン生成抑制作用

皮膚におけるメラニンは、太陽からの紫外線を防御するために重要な役割を果たしています。しかし、異常に産生されたメラニンは肌に留まりシミの原因になることが知られています。
新疆雪蓮花のメラニン生成に及ぼす作用を確認するため、B16メラノーマ細胞に新疆雪蓮花抽出物を添加した結果、濃度依存的にメラニンの生成が抑制されました。
よって、新疆雪蓮花抽出物にはメラニン生成を抑制する美白成分としての効果が期待されます。

新疆雪蓮花のメラニン生成抑制作用

新疆雪蓮花のメラニン生成抑制作用

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